
ホーム > 相談室日誌 2007年3月
相談室の受付から、ちょっとした季節の話題や、相談室の日常で気がついたことなどをつづっています。新しく、季節の花の絵も入れることにいたしました。(相談室担当・えり)
3月28日
今週に入りやっと暖かい日が続くようになってきた。このあたりでも25日には桜の開花宣言が出されたようだ。春休みに入ってイスラーム圏に旅行される方からの問合せが増えてきた。現地に知り合いのいる方からは「以前とても親切にしていただいたので、向こうの友人にお土産を持って行きたいのですがどんなものが喜ばれますか」「イスラームでは、贈ってはいけないプレゼントがありますか」「結婚式に招待されました。イスラームでは来賓はどんなお祝いをするのでしょうか」などと聞かれる。喜ばれるだろうと持っていったものがうまく気に入られないこともあるという。折角心を込めて贈るのだから、喜ばれるものを準備できれば、と思う。 |
3月23日
今日は近くの大学の卒業式。卒業した人たちが、修了証書を手に嬉しそうに話しながら歩いている。イスラーム圏からも多くの留学生が学び、この春卒業して母国へ帰っていく。全く文化の異なる国に来て学位を取るため5年、6年、人によってはそれ以上の年月努力されたのだから、その喜びも一入だろう。別れは寂しいものだが、新しい境地で活躍されることを心から祈ろう。 |
3月15日
毎年気候不順といわれるが、今年も3月に入って急に寒くなってきた。1週間前は上着もいらなかったのに、ここ数日は小雪交じりの強風が吹いている。この寒風の中、白サギが川に入り餌の小魚を捜しているのを見かけた。細い足を水につけたままじっと水面を見ている。足は冷たくなのだろうか。コートの襟を押さえながら感動してしばらく見入っていた。 |
3月10日
国際結婚の増加につれて、イスラーム教徒と結婚を考える日本人も増えている。「イスラーム教徒と結婚するには、改宗しないといけないと聞きましたが本当ですか」「イスラーム教徒と結婚したいのですが、どこで結婚式ができるのですか」「相手の宗教を理解しようと思うのですが、日本語で教えてくれる所はありますか」「改宗して日本で暮らすのは大変だと思うのですが…」結婚は人生の大きな節目になるので、皆様真剣に相談してこられる。こちらも皆様が結婚前に不安を解消して、夫婦円満に幸せに暮らしていただければと思う。 |
3月6日
友人の結婚式に招かれた。幸せそうな新郎新婦の顔を見ているとこちらまで幸せな気持ちになる。「イスラームの結婚式はどんなことをするのですか」と相談を受けることがある。イスラームでの結婚は「結婚契約」の締結式なので短時間で終わるが、披露宴は昔ながらのその地域の風習に結びついた華やかなものが多く、訪問者が何百人ということもあるらしい。衣装にしても同じで、パキスタンでは花嫁は真赤なドレスとベールを、トルコでは赤や緑の民族衣装を身に着けるという。都会では白のウエディングドレスを着ても、赤いスカーフやベルトは必ず着けるとのこと。インドネシアのある村では白の民族衣装に村独特の織物の布を腰に巻き、花嫁の母親も綺麗に着飾りひな壇に一緒に座って皆の祝福を受けるらしい。こちらの結婚式は3時間で終わったが、イスラーム圏では何日にもわたって祝いが続くことも多いそうだ。 |
3月3日
今日は桃の節句。近くの和菓子屋さんの前では普段よりも長い列ができていた。色とりどりの砂糖菓子や桜餅、見ているだけでも楽しくなる。「イスラーム圏では日本のひな祭りのように子供の成長を祝う祭りはないのですか」という質問をいただくが、誕生や命名式以外は毎年祝うことはないらしい。ただ、友人たちの子供のかわいがり方を見ていると、毎日が子供の成長を祝う日のように思える。「今日はみんなで和菓子をいただこう!」と列に加わった。 |